2012年6月20日水曜日

姿勢について。

今年入った中1生達は、
素質や何かはいい線いっているのだけれど、
勉強のお作法や何かの点で、できていないことが多すぎる、
と今のところ私は思っている。

たとえば、
今年の中1生の中には、
人の話やこちらの指示をきちんと聞いていない子が少なくない。(特に男子)

だから、
先生が指示を出したとき、聞いておらず、
「えっ」と口に出すようなことがものすごく多くなる。

僕はこれが大嫌いで、
そんな子は「授業中、『え』と言ってはいけません」と
厳しく言われることになる。

人の話を聞く姿勢ができておらず、
聞き逃したときに、

「えっ」

と言うだけで、
相手に言い直してもらおうとする緊張感のない姿勢というのは
とても甘ったれているものだと言える。

今まで、
彼らは、親や学校の先生に甘えたまま、
それでよいのだと思ったまま、ここまで来てしまったのだ。

このような姿勢は、
学力を伸ばすのに、
あるいは人間的に成長するのに、大きな壁となる。

たくさん問題を解かせたり、
課題をやらせたりすることも大切ではあるが、
こういう「小さなところ」こそをきちんと厳しく指導しておきたい。

課題を大量に押しつけたり、
先生が恐怖で生徒を抑えこんだとしても、
意識の低い生徒はどうにかして手を抜こうとする。
(手を抜こうとすることにだけはけっして手を抜かない)

いくら細やかに指導者がノートをチェックしたりしても、
手を抜くことなどいくらでもできる。

だから、
意識の向上無しに学力が上がることはない。

意識の向上をさせるには、
その「小さなところ」をきちんとさせることがその第一歩だというのが
私達の考えである。

やる気があるから行動ができるのではなく、
正しい行動を淡々と積み重ねていけば、気持ちは育っていく。

「気持ち」を変えていくのは「行動」なのだ。

まだまだ未熟な中1生達だが、彼らはまだまだこれからだ。

「小さなところ」を大切にして、 
これから ここから 大きく成長してほしい。

0 件のコメント:

コメントを投稿